本サイトの運営目的
このサイトは加工食品の企画・製造を行っている方々のための、パッケージに書く言葉を決める参考とするための辞典です。既存の書籍では満足できなかったためサイトの作成に至りました。大手の企業では書籍に頼らず独自のデータベースを構築しているかもしれませんが、加工食品産業は中小の企業も多く通常業務を行いながら辞書の作成を行うのは難しいことが予想され、また新規参入企業にとっては参考になり得る生産中止となった他社製品のパッケージの入手手段がないことからWebサイトとして公開することが公共の利益となるとの思いから本サイトの運営を行っています。
既存の書籍の不満点
見出し語の数が少なく、基本的な語がない
見出し語の数が100に満たないのは参考にするにはやや少なく感じられます。また、赤・青・白・黒などの色や、丸・三角・四角などの形状、おいしいなどの基本的な用語が抜けています。
消費者視点での批判がない
例えば「健康をサポートする」といった、消費者からすると騙されたと感じられる可能性のある表現を採用することのリスクに対する警告がなく、製造者視点に終始しています。
実例がない
書籍というメディアの特性上仕方がないのでしょうが、見出し語とその説明のみで実例がありません。Googleなどで検索すれば十分な場合もありますが、生産中止となった製品のデータをWebサイトに残しておく会社ばかりではなく、解像度の高い画像を用意している会社ばかりでもないので、実際に製品を買って写真に残しておくという行為は必要と考えます。
以上のような不満点を改善させるためにこのサイトを運営していますので、個々のページでは見出し語の数を増やす、消費者視点での受け取られ方を示す、実例を掲載するという方針で運営しています。
著作権について
このサイトで収集しているのは、辞書の見出し語と呼ばれる、ごく短い言葉です。例えば「おいしい」や、「旨辛」や、「かりっと感」などです。このような、ごく短い言葉には著作権はありません。著作権は独占権なので、一番最初に「おいしい」と書いた人にしか「おいしい」と書けなくなっては不合理だからです。
製品の外観自体に著作権があるのかという点については、やや議論があるようですが調べた限りでは著作権はないという見解の方が優勢であるように感じられました。著作権法上の著作物に該当するかどうかは、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」である必要があるのですが、製品の外観が思想又は感情を創作的に表現したものであるであることに異論はないのですが、後半の文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものに当てはまると解釈するのは無理筋であろうという見解でした。本サイトでもこの見解を採用しますが、基本的に画像の削除の要望には応じます。